ビックモーターは閉店ラッシュになる?閉店店舗や閉店セールも調査

ビックモーターの閉店

中古車販売大手『ビックモーター』の閉店情報についてお伝えします。

ビックモーターは2023年に保険金の不正請求が明るみになり、店舗前の除草剤問題や、社長のパワハラ問題などが続き、資金繰りが困難になっていることが明らかになっています。

すでに店舗の閉店情報もリリースされ始めていますが、今後ビックモーターの閉店ラッシュとなるのでしょうか?

賃料のコスト削減のために六本木ヒルズ内の本社を、多摩店内に移転させることも決まり、色々と閉店に向けた動きが始まっており気になるところです。

こちらではビックモーターの閉店店舗を調査、また閉店セールなどがあるかについてもお伝えしていきます。

目次

ビックモーターの閉店情報!閉店理由は?

ビックモーターは、2017年9月期の売上高1738億円から、昨年2022年9月期の売上高5200億円と、なんと5年間で3倍の売り上げになっており、拡大路線を敷いてきました。

その波にのり、2023年も新規店舗が次々とオープンしていました。

ところが、2023年にニュースとなった保険金の不正請求問題などを発端に、この秋にオープン予定の店舗は延期となったり、オープン情報がなくなったりし始めており、またすでにいくつかの店舗が閉店となっています。

ニュース後に閉店した店舗もあれば、この秋以降に閉店が決まった店舗もあり、今後閉店する店舗は増えていくと予想されています。

2023年に閉鎖している店舗は、以下の通り。

店舗名閉店日閉店理由
ビックモーター博多店2023年5月14日閉店店舗統合による閉店。統合先は「ビックモーター春日店」「ビックモーター博多二又瀬店」
ビッグモーター大府店2023年8月31日閉店店舗統合のため閉店。統合先は「ビックモーター名古屋茶屋店」
ビッグモーター四日市日永店2023年8月31日閉店店舗統合のため閉店。統合先は「ビックモーター四日市店」
ビッグモーター高知店2023年8月31日閉店店舗統合のため閉店。統合先は「ビックモーター高知土佐道路店」
ビッグモーター宮崎神宮店2023年8月31日閉店店舗統合のため閉店。統合先は「ビッグモーター宮崎店」
ビッグモ一タ一平井店2023年10月31日閉店店舗統合のため閉店。統合先は「ビッグモーター衣山店」「ビッグモーター松前店」
※保険金の不正請求をめぐり国土交通省の立ち入り検査を受けた

なお、直近のビッグモーターの中古車の販売台数は、前年比で6割以上も減少するなど、経営が急速に悪化。

閉店理由は、保険金の不正請求を皮切りに相次ぐ不祥事ニュースが発端となって、顧客離れがおき経営状態が急激に悪化、閉店に追い込まれているものと予想されます。

さらに、店舗前の街路樹の除草剤問題、社長のlineでの問題発言、などが追い討ちをかけ、店舗によっては閉店休業状態のところもあり、閉店に追い込まれているようです。

ビックモーターの閉店ラッシュは起こる?

ビックモーターは、公式ホームページによると2023年9月現在、全国に258店舗あります。

8月には4店舗が閉鎖、10月にも1店舗の閉鎖が予定されており、これから閉店ラッシュとなるのでしょうか?

読売新聞によると、ビックモーターは車両修理の新規受付を停止したとのこと。

保険金不正請求の発覚を受け、ビッグモーターは車両修理の新規受け付けを停止した。車の買い取り台数も激減しているといい、現場の社員からは不安の声が上がる

読売新聞オンライン

屋外展示場や商談スペースにもお客様の姿も見えない状態だとか。

中古車の洗車をしていたアルバイト店員は「不正の発覚後は客足がぱたりと止まり、開店休業に近い状態」話したそうです。

数々の不祥事で消費者への不信感が広がり、来店自体が減っているようですね。

すでにコスト削減にむけた賃料カットの目的で六本木ヒルズの本社を移転する計画を出しており、経営縮小は避けられないものと思われます。

ビックモーターは、8月中旬に返済期限だった90億円の借り換えをメガバンクに拒絶されたニュースもありました。

報道によると、22年9月末時点でビッグモーターが保有している現預金は、約320億円。

すぐに倒産ということはないものの、顧客離れが続いており、売り上げが落ちていることは明白なのでかなり厳しい状況であることがわかります。

銀行からの借入もないとないとなると、
・資産の売却
・人員削減

などが始まるので、店舗縮小、閉店は避けられないものと思います。

あわせて、新卒採用活動も停止して内定者の辞退もあるとのこと。今後はリストラなどもあるのではと言われており閉店店舗が増えることは間違いなさそうです。

ビックモーターの閉店店舗を調査

では、ビックモーターはどの店舗が閉店になるのでしょうか?

ビックモーターの店舗は全国に258店舗あり、首都圏や大阪などでは店舗も多くあります。

当然ながら「採算性の低い店舗」については閉店の傾向があると考えられます。

また、ビックモータの店舗の形態は大きくわけて、

①「販売と買取」だけを行なっている小型店舗
②「車検や修理・整備も扱う工場が併設されている」大型店舗

と2種類あります。

①については取り扱い商品(サービス)が少ない店舗とも言えるので、そういった店舗も閉店対象になりそうです。

今年8月に閉店となっていたのは、主に①の小型店舗です。

そのため、今後小型の店舗については②に集約される形で閉店に可能性が高そうです。

サービス内容が少ないので大型店に集約した方が効率が良さそう

また、同地域に複数の店舗がある県もあり、これらも統合されていく可能性があります。

地方の県の店舗が優先的に閉鎖となるのか?都市部の数が多い県の店舗を減らしていくのかはわかりませんが、今ビックモーターの店舗は全国でこのように分散しています。

【北海道地方:4店舗】

  • 北海道:4

【東北地方:12店舗】

  • 青森:1
  • 岩手:1
  • 宮城:6
  • 秋田:1
  • 山形:1
  • 福島:2

【北陸地方:12店舗】

  • 新潟:5
  • 富山:2
  • 石川:3
  • 福井:2

【関東地方:89店舗】

  • 茨城:8
  • 栃木:6
  • 群馬:5
  • 埼玉:19
  • 東京:18
  • 千葉:13
  • 神奈川:20

【中部地方:36店舗】

  • 山梨:2
  • 長野:4
  • 岐阜: 5
  • 愛知:17
  • 静岡: 8

【近畿地方:46店舗】

  • 大阪 :15
  • 三重:4
  • 滋賀:3
  • 京都:4
  • 奈良:3
  • 兵庫: 14
  • 和歌山:3

【中国地方:19店舗】

  • 鳥取 :2
  • 岡山:4
  • 島根:0
  • 広島:5
  • 山口:8

【四国地方:11店舗】

  • 徳島 :2
  • 香川:4
  • 愛媛:4 ※1店舗が10月末閉店
  • 高知:1

【九州/沖縄地方:29店舗】

  • 福岡 :11
  • 佐賀:4
  • 熊本:4
  • 大分:2
  • 長崎:2
  • 宮崎:3
  • 鹿児島:2
  • 沖縄:1


全国合計:258店舗  ※2023年9月時点

県によって大きく店舗数に違いがありますね。

この中で近い地域で大型店(整備や車検などを行う)と小型店の両方があれば、小型店を閉鎖統合していく可能性は高そうです。

閉店セールはある?

閉店セールがあるか?についてですが、おそらく閉店セールをされる可能性は低そうです。

また、抱えている在庫は売れるものならオークションに流がすのが妥当、という声も。

安い値段で投げ売りしても、結局は他の中古車会社が買うだけなので、意味がない状態といえます。

万が一倒産に追い込まれると営業は停止するので、買うなら支払いが先という状態は避けたいですね。

ビックモーターの閉店をめぐる世間の声

ビックモーターの数々の不祥事が報道され、「ビックモーターはやばい」という声が多数。

ただ働く方も多数いるなか、今後がどうなるか不安の声が聞かれます。

世間の声、ネットの声を集めてみました。

ビックモーターの閉店情報まとめ!閉店ラッシュが起こるか、閉店店舗の調査まとめ

ビックモーターの数々の報道を受け、ビックモーターの閉店が相次いでいます。

今後も多数の店舗の閉店が余儀なくされると思われます。

具体的な店舗名は公表されていないものの、買取と販売だけの小型店は移転・統合の形で閉店となる可能性がたかそうですね。

今後も報道が出たら随時更新していきます。

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