ヴィーナスフォート跡地に何ができる?閉店理由はなぜで現在の情報まとめも!

ヴィーナスフォート跡地と閉店理由

東京・お台場のパレットタウンにあった「ヴィーナスフォート」、2022年3月27日に閉店しましたが、跡地には何ができるのでしょうか。

また、ヴィーナスフォートは「パレットタウン」と呼ばれるエリアにあって大観覧車などと一緒に営業終了となり、ヴィーナスフォートの跡地と合わせて、すでにその開発が動き出しています。

こちらでは、ヴィーナスフォートやパレットタウンのが何になるのか?今後の情報と、またヴィーナスフォートはなぜ閉店になったのか?理由についてご紹介していきます。

2024年春に新しい施設のオープンが決定!

目次

ヴィーナスフォートの跡地に何ができる?

お台場のヴィーナスフォートは建物が残され、2〜3階部分が再利用される形で、屋内型テーマパーク「イマーシブ・フォート東京」が2024年春にオープンすることが決定しました!

ヴィーナスフォート跡地は「イマーシブ・フォート東京」

ヴィーナスフォートの跡地はビルが再利用され、2〜3階部分が屋内テーマパークの「イマーシブ・フォート東京」になることが決定。2024年春のオープンとなるそうです。

1時間を超えるシアター型のアトラクションなどがあり、「完全没入体験」ができるそうですよ!

イマーシブ・フォート東京はかつて経営難だったUSJを再建した森岡毅氏さんが代表を務める、マーケティング企業「刀」が手掛けるとあって注目されています。

パレットタウン跡地は「TOKYO A-ARENA」など

お台場のヴィーナスフォートは、メガウェブ、Zepp東京、大観覧車と合わせた「パレットタウン」と呼ばれる中にあり、これらはすべて閉店になっています。

「パレットタウン」地区にあった施設と営業終了日

  • ヴィーナスフォート 2022年3月27日
  • メガウェブ 2021年12月31日
  • Zepp東京 2022年1月1日
  • 大観覧車 2022年8月31日
  • 森ビル デジタルアート ミュージアム エプソン チームラボ ボーダレス 2022年8月31日

ヴィーナスフォート含むパレットタウン全体の跡地はまとめて大規模な再開発がされる予定となっており、一部はトヨタ自動車などが大型アリーナ「TOKYO A―ARENA」(仮称)を造ることがわかっています。

【ヴィーナスフォート跡地】
2024年春開業:屋内型テーマパーク「イマーシブ・フォート東京」

【パレットタウン跡地】
2025年秋開業:大型複合アリーナ『TOKYO A-ARENA(仮称)』など

アリーナ以外の建設内容の詳細は発表されていませんが、現在あるホテルやテレビ局、商業施設と合わせた大規模開発エリアの1つとなるそうです。

臨海副都心エリアの新たなにぎわいの場所になりそう!

合わせて、パレットタウンの近くでは、

・青海地区:2020年に東京国際クルーズターミナルが整備
・有明地区:はコナミグループなどが大規模な施設を計画

となっており、周辺と合わせて大きく変わっていく期待のエリアとなっていますよ。

なお、『TOKYO A-ARENA』は敷地面積27,000m2で、メインアリーナ、サブアリーナ、アルバルク棟の3つで構成されます。収容客数は10,000人。

『TOKYO A-ARENA』はトヨタのバスケットチーム「アルバルク東京」のホームアリーナになる予定です。


バリアフリーのシートは当然で、

  • コートにより近い「VIPルーム」シート
  • 選手の入退場が見れる「アルバルクラウンジ」
  • 試合と共に海も見れる「スカイラウンジ」

など今までにない形でスポーツ観戦を楽しめる空間になっていますよ!

TOKYO A-ARENA公式サイト

さらにトヨタならではの、「モビリティ」にも力を入れた空間になるそう。

スポーツ観戦に向けた移動を楽しめるように工夫された未来型の乗り物なども導入されるようです。

【TOKYO A-ARENA (仮) 施設概要】
所在地:東京都 江東区 青海
敷地面積: 約27,000㎡
延床面積:約37,000㎡
階数:地上6階 地下1階
収容客数:約10,000人
施工時期:2025年6月(予定)
開業時期:2025年秋(予定)
土地所有会社:トヨタ自動車株式会社
建物所有会社:トヨタ不動産株式会社 
運営会社:トヨタアルバルク東京株式会社
設計・施工会社:鹿島建設株式会社

ヴィーナスフォートの閉店理由はなぜ

ヴィーナスフォートはなぜ閉館になったのでしょうか。

気になる理由を調べてみたところ、「定期借地権の期限が切れることによる閉業」になりますが、そこにはいくつかの時代の荒波に揉まれた歴史があることがわかりました。

  • 元々10年間の借地権契約だった
  • リーマンショックにより営業が延長
  • 東京五輪の開催を踏まえて、更に営業延長

詳しく説明していきます。

元々10年間の借地権契約だった

ヴィーナスフォートは当初1999年にオープンしました。

最初から10年の定期借地権の契約でスタートしたため、2010年6月に閉館(東京都に土地を返却)が予定されていました。

その後は、森ビルとトヨタ自動車が再整備を行い、ホテルやオフィス、商業施設、エンターテイメント施設などの建設になることが、2008年(平成20年)に発表、2013年の開業が予定されていました。

リーマンショックにより新しい開発案が頓挫、営業が延長

ところが、2008年に世界を襲った金融危機「リーマン・ショック」で経済状況は悪化。

大型施設へのリニューアルは厳しい状況となり、この新しい開発案は頓挫となります。

そのため、解体も延期されてそのままヴィーナスフォートが残ることに。

結果として、ヴィーナスフォートの営業は当面継続されることになり、生き延びます。

東京五輪の開催などを考慮し、更に営業延長

さらに、新しい案では、東京都・森ビル・トヨタ自動車が2016年(平成28年)3月までに新設を開業させる予定でした。

この段階では、新しい観覧車やホテル、商業施設などを中心とした大型施設に生まれ変わる予定だったそうです。

ところが、東京五輪などに合わせた新施設の開業などは間に合わないことから、さらに開業が延期となります。

そして、ヴィーナスフォートの営業がそのまま継続されます。

最終的に、2024年まで延期された計画案は、ようやく新しい開発案「多目的アリーナ」の2025年開業ということでまとまります。

幾度となく閉店が延期となったヴィーナスフォートは、2022年3月27日に営業終了となりました。

ヴィーナスフォート跡地の現在の様子は?

ヴィーナスフォートの跡地は建物が取り壊され更地となり、新しい開発の準備が着々と進んでいるようです。

ヴィーナスフォートの跡地&閉店理由まとめ

東京・お台場のヴィーナスフォートの跡地が何になるのか、また閉店理由についてお伝えしました。

まとめると、

  • ヴィーナスフォートの跡地には屋内型テーマパーク「イマーシブ・フォート東京」が2024年春に開業。
  • ヴィーナスフォートのあるパレットタウンは大型複合アリーナ『TOKYO A-ARENA』になる(2025年秋開業予定)
  • ヴィーナスフォートの閉店理由は「定期借地権の契約期限切れ」によるもの
  • 閉店はリーマンショックなどの経済状況の変化に合わせ延期を繰り返していた

となります。

新しい屋内型テーマパーク「イマーシブ・フォート東京」の開業については別途まとめていきます!

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